御社の取引金融機関は御社の「強み」を理解しておりますか?

日本銀行による長引く金融緩和、マイナス金利導入による金利低下、資金需要低迷による金利競争、収益悪化・・・金融機関の経営はかつてないほどの逆風下にあります。そのような中、金融機関では今までのように担保や保証に頼らずに、取引先企業の決算書等の数字には表れない「見えない資産、強み」を理解し、融資判断に取り入れたり、経営支援を行おうという動きが少しずつではありますが出てきています。

取引金融機関は御社の経営の悩みを理解できていますか?

「見えない資産、強み」、これこそがまさに知的資産でありますが、取引先の知的資産を理解するには金融機関の職員に取引先の事業性を評価する所謂「目利き力」が必要となってきます。しかし残念ながらすべての銀行員が中小企業の知的資産に対する「目利き力」を備えているわけではありません。知的資産を重視しようという金融機関に対し、逆に自らが自社の知的資産を金融機関に対してアピールすることも有効な手段です。

御社の取引金融機関は御社に対して売上増加や経営力の強化を支援していますか?

従来の財務内容の改善支援、税務・法務等の実務相談の他、ビジネスマッチングや事業承継支援、M&A、経営改善指導といった相談業務への取り組みを強化する金融機関が増えています。金融機関側が取引先に寄り添い、取引先のニーズをくみ取る努力をすることは勿論ですが、取引先側も自らの知的資産をベースとしたニーズを金融機関側に伝える努力をすることでこうした取り組みをより一層効果的にすることとなります。

御社の取引金融機関は御社にとって素晴らしいパートナーですか?

経営環境が厳しくなっている金融機関ですが、金融機能は経済社会に不可欠であり、金融機関との取引関係は今後も中小企業にとって重要です。金融機関が知的資産に注目している今、中小企業にとって金融機関は今まで以上に経営力強化の為のパートナーとなり得ます。しかし知的資産をお互いに理解するには、金融機関のみでは十分でないのも実情です。

私共「強み経営研究会」は知的資産に関するプロフェッショナル集団です。知的資産経営報告書の作成等を通じて金融機関、中小企業の皆様のパイプ役となることを目指しています。